協同組合福岡卸センター
仮屋美沙
Kariya Misa
 西洋占星術では、約200年に一度、時代が大きく変わると言われています。近年では、2020年12月22日から「風の時代」に変わりました。風の時代とは、まるで風が目に見えないように、知識や、人と人のつながりなど「形として目に見えないもの」に価値が生まれ、自分を尊重し自分らしく生きていく事が大事になる時代。
 これまでは「土の時代」目に見えること、たとえば物を所有すること、高級品などに価値があると考えられてきた時代でした。

 では風の時代になり、私たちの生活はどのように変わってきたのでしょうか。身近なことから思い起こせば「物を所有する」時代から「シェアをする」時代に変わり始めました。
 たとえばルームシェア、カーシェア等、映像や音楽の配信を行うサブスクリプションもその例です。今、明らかに所有する時代が変わってきたように感じます。
 そして風の時代は「自分を尊重し、自分らしく生きていく」時代です。結婚や恋愛もこれまでの固定概念ではなく自分らしさが重要です。制服の自由化やLGBTQなど新しい形が増え、今までの常識や固定概念は古く感じることがあるでしょう。

 コロナ禍になり、考え方や今までの常識がますます変わり始めました。フリーランスやテレワークなど、雇用形態や場所に縛られない働き方も増え、今までの当たり前が少しずつ変化しています。
 所有や固定概念の時代が終わりを迎えた中で、自分にとって必要なものとはいったい何なのか、自分らしく生きるとはどういうものなのか。
 ソーシャルディスタンスを保ちながらも時間をともに過ごしたいパートナーや家族、友人。
 知識や経験など「目に見える物」より価値を感じる「自分だけの大切な物」は十人十色です。

 新しい生活スタイルや新しい常識の中で、自分にとって本当に必要なものを見極め、自分を大切にすることにより、時代に沿ったかけがえのない毎日になるでしょう。