2019年11月、日本に空前のラグビーブームを巻き起こして閉幕したラグビーW杯、今年になってもその人気を維持したまま高校、大学、社会人各試合の観客動員数は次々と過去最高を塗り替えました。
日本人の心を何故ここまでわしづかみにすることができたのか?そのラグビーの魅力について書いてみたいと思います。
1番目、何と言ってもゲームのスピード感と大男たちが激しくコンタクトしあうその迫力だと思います。蹴ってよし投げてよし、手も足も使ってよいし相手とぶつかり合いタックルしても良いなど非常に自由であり球技と格闘技の要素を含んだ競技であることです。ルールがわかりにくいといった声も今回は関係者がかなりわかりやすく解説しましたね。
2番目は多様性のスポーツだということ。誰もが活躍の場があります。大柄な選手もいれば小柄で俊敏な選手もいてそれぞれに役割がありその体格や個性を生かす10個のポジションが用意されていて15人でチームを作ります。15人対15人という最も大人数で行う競技のため組織力が重要で戦術や規律が非常に重視されます。個人プレーや反則するとチーム全体が一気にピンチになりますのでチームとしては特に嫌います。日本に限らず代表チームは外国人も大勢いて文化の違う国の集まりですからお互いを認め理解し合うことが不可欠です。日本チームの主将リーチマイケル選手は提案して選手スタッフ全員で国歌「君が代」に出てくるさざれ石を見学に行き「さざれ石の巌となりて」「小さな石が集まって大きな岩となるように」結束し、協力しあい団結しよう!「ONETEAM」の思いを強くさせたそうです。
3番目はその精神性です(品位、情熱、結束、規律、尊重)ラグビー憲章と呼ばれる五つのエッセンスがあります。どの言葉も一様に日本人が好きな言葉ですよね。相手チームがゴールキックを狙うときは邪魔にならぬよう観客もシーンとなります。敵チームでも素晴らしいプレーには称賛の拍手を送ります。試合を裁くレフリーの判断には一切文句を言わない潔さ、そして皆さんご存知のノーサイドの精神!試合が終われば敵味方関係なく互いの健闘を称えあい肩を抱き合う胸の熱くなるシーンです。今回は大会期間中に大型台風到来で初めて試合が中止になりました。その国の選手が被災地でボランティア活動している様子などがとりあげられ、思いやりや絆といったその精神性の部分が大いにメディアやSNS等で発信され日本人の心をとらえました。又日本開催ならではの各地での外国のチームにたいするおもてなしの精神などは逆に世界を感動させたようです。
色々書きましたが最後に何と言っても日本代表が強かったことですよね!アイルランド戦スコットランド戦を何回ビデオでみただろうか!勇気と感動を与えてくれた桜の戦士たちありがとう!試合会場でリーチと叫びたい!(笑)にわかファン万歳!どなたか一緒にいきませんか!(笑)