パソコンを使う時は、適切な姿勢で作業できるように机や椅子を調整し、ディスプレイやキーボードの置き方を工夫することがポイントです。
1. ノートパソコン使用時  ノートパソコンは、ディスプレイとキーボードが一体化されており、キーボードが小さい場合もあるなど、姿勢が制限されやすく視距離が短くなりがちです。 このような特徴をよく理解し、次の点に注意して使うように心がけましょう。
  • 多くのノートパソコンでは、外付けディスプレイやキーボード、マウス、テンキー入力機器などが利用できます。作業の効率化・作業負荷の軽減に役立ちますので、ノートパソコンで長時間作業を行う場合は、作業内容に応じて外付け機器の導入を検討しましょう。特に、マウスは疲労軽減だけではなく、作業効率の面からも導入をおすすめします。
  • 作業する際には、周辺機器を置くスペースを十分に確保します。マウスを使用する場合はマウスを動かす場所を広めに確保します。また、長時間同じ姿勢を続けないため、前後・左右にノートパソコンを動かせる程度の余裕を持たせます。
2. デスクトップパソコン使用時  デスクトップパソコンでは、ディスプレイやキーボードを置く位置や角度の自由度が高く、調節がしやすいという利点があります。
  • 作業する際には、周辺機器を置くスペースを十分に確保します。マウスを動かす場所も広めに確保します。
  • キーボードが好みの角度になるよう調節し(脚がない場合は本などを使うと良い)、キーボードの手前に手首を休ませるパームレスト、アームレストの空間を確保します。
  • 画面を見やすい角度に調整します。体格や姿勢によって適切な角度は異なります。また、一日のうちに見やすい角度が変化することもありますので、長時間の作業では、何度か見直すのがよいでしょう。
出典:富士通株式会社