去る7月22日、(協)福岡卸センターでは理事による東京視察研修を行いました。今回は、日頃より当地域のまちづくりにおいて事業協力者としてご支援いただいている日鉄興和不動産㈱様のご協力により、首都圏で先進的な取り組みを進める二つの施設を訪問、今後の団地再整備や組合運営の参考となる学びを得ることを目的としたものです。
最初に訪れた「01-LabFactory川崎西口」は、川崎駅近くに位置する研究開発向けの賃貸ラボ施設です。既存ビルを改修してつくられた施設で、創薬や再生医療にも対応できる設備が整い、ドラフトチャンバーや給排水設備など、専門的な研究に必要な環境が備わっていました。フロアには入居者専用の受付や会議室、ラウンジも設けられ、研究者同士の交流や来客対応がしやすい工夫が随所に見られます。都市型立地と高い研究機能を両立した施設は、当組合が目指す働きやすい環境づくりにも通じるものがあり、研究支援のあり方を考える上で多くの示唆を得ることができました。
続いて訪問した「SPROUND」は、品川インターシティ内にあるスタートアップ向けの交流拠点です。累計48社・約500名が利用するコミュニティで、経営者座談会や勉強会、ランチ会など、自然と人がつながる仕掛けが豊富に用意されています。施設内には、集中して作業できるスペースやリラックスエリア、イベントスペースなど、多様な働き方に応える空間が広がり、ベンチャーキャピタルが同居することで相談や情報交換がしやすい環境が整っている点も印象的でした。
あわせて、日鉄興和不動産㈱様が品川エリアで進める「エリアマネジメント」についても説明を受けました。品川は新幹線や羽田空港へのアクセスに優れ、「東京の玄関口」として期待されるエリアであり、同社はこの地域を単なるオフィス街ではなく、人が集まり、働く人が誇りを持てる街に育てるため、文化イベントや健康づくりの取り組み、地域情報を発信するメディア運営など、多彩な活動を展開しています。
こうした働きやすい街を創造する取り組みは、当組合のスローガンである「未来に残る街」「未来に残す街」という地域とともにある団地づくりにも通じるものであり、今後のまちづくりに非常に参考となるものでした。
