少し前に伊勢神宮で式年遷宮と出雲大社で平成の大遷宮が行われ、テレビや雑誌等でも神社などの特集をよく見かけます。最近では、神社仏閣にお参りするときに拝受させていただく御朱印というのを集めて各地を回る御朱印女子という方も多いそうです。
    私は御朱印男子というわけではないのですが、どちらかというと外に出かける方が好きで、神社等がある場所は、空気も綺麗で心も落ち着き、なんだか癒される気がするので旅行をするときは、時々お参りに行きます。
   遷宮後に伊勢神宮へ参拝し、去年も出雲大社へ参拝してきました。今回は記憶の新しい出雲旅行のお話しをさせていた
だきます。何年か前から出雲大社へお参りに行きたかったのですが、いろいろといけない理由があり、去年ようやく行くことができました。
    せっかくお参りするのだから、神様の集合する神有月に参拝しようということで、一泊二日で予定を組み、福岡から車で行ってきました。ＥＴＣを利用する場合には、前もってインターネットで登録をすると、走る地域によって割安になるサービスがあるのでそれを利用しました。今は、出雲大社のすぐ近くまで高速が伸びていて、カーブの多い山道などは、ほとんどありませんでした。
    出雲に到着するとうっすら雲が広がって、やっぱり出雲というくらいだから雲が多いのだなと感じました。神社へは午前中に参拝したかった為、初日は足立美術館へ行ってきました。自分はあまり美術品などには詳
しくはないのですが、庭園が広くとても綺麗でした。外に出て見る景色もよかったのですが、暗い室内の窓から眺める庭が一枚の絵のようですばらしく、時が経つのを忘れるほどに引き込まれました。運転の疲れもあり休憩の為、茶室に入ったのですが、その部屋の窓も縦長で庭の景色が掛け軸のようになっており、とても贅沢な気持ちでお茶をいただくことができました。その日はゆっくりと美術館を堪能し、宿へ向かいました。美人の湯で有名な玉造温泉に宿泊し、翌日は早起きをして出雲大社へ向かいました。玉造温泉から出雲大社へは少し距離があるのですが、高速道路がつながっているので移動はスムーズです。出雲大社へ到着し、敷地内へ入ると本殿まで距離があるのですが、広々として木々が並び風もやさしくて気持ちよく歩けました。日頃、近所の神社等では二礼二拍手一礼ですが、ここ出雲大社では二礼四拍手一礼、初めて参拝の時に四回手をたたきました。その後、本殿をぐるっと一周し、八百万の神々のお泊りになる場所、横から本殿の見える場所な
どからも参拝しました。参拝を済ませ、門前町へ向かいました。丁度お昼時でお腹もすいてきたのでせっかくなのでそばを食べようと思い出雲そばを食べることにしました。出雲のそばは、皮ごと挽くということで、見た目の色も少し黒く香りが強いそばでした。その後、他に二社お参りしたかったので途中にある松江城に寄り道をして、神社に参拝して帰りました。
      今回の旅行では美術館で目の保養をさせてもらい、神社で心を癒され、美味しいものでお腹も満たされて、いい思い出となりました。でも、次回出雲へ行くときはやっぱり飛行機ですね。