◆ スパイスカレーとの出会い
 私がスパイスカレーのおいしさを知ったのは、大学2年生のころ。お昼を食べようと入った近所のカレー屋さんでチキンカレーを食べたときでした。ピリッとパンチの効いたルーとスパイスの香りに食欲をそそられ、あっという間に完食してしまいました。「美味しい!!」今まで食べてきたカレーとは味も風味も全く違うものだと感動しました。
 そこからカレーにハマった私は、各地にある美味しいカレー屋さん巡りを始めました。お店ごとに味や香りに特徴があり、決して同じカレーはありません。「チキンカレー」ひとつとってもあっさりとした風味のものからこってりしたものまで色々です。使われているスパイスの種類や分量、玉ねぎの切り方や炒め方、ルーに加えるのは水なのかスープなのかでも味が変わります。様々な要素が絡み合って深い味わいを出しているのがスパイスカレーの魅力です。
 ◆ カレーづくりは試行錯誤の連続
  食べるたびに「どんな材料やスパイスが使われているのだろう?」と興味を持ち始めた私は、自宅でもカレーづくりを始めました。
  レシピ通りに作りますが、当然お店の味にはなりません。もう少しうま味を出すにはどうしたらいいだろう?水の代わりに海老の出汁やコンソメスープを入れてみようか?このスパイスを入れたらどんな風味になるだろう?ホールとパウダーどちらで入れようか?と毎回、試行錯誤を楽しみながらつくっています。
◆ スパイスカレーづくりに挑戦してみては?
 今回の記事で少し興味を持っていただいた方もいらっしゃるかもしれません。
 夏本番になっても暑さになかなか身体が慣れず「何だかだるい…。」と感じる時期でもあると思います。そんな時こそ、スパイスの効いたカレーを食べて、しっかり体力づくりを行いましょう。
 カレーに入っているスパイスには発汗、健胃、抗酸化作用があり、 発汗作用で新陳代謝を高めることができます。また、食欲を増進させ、胃腸の働きが高まるため、疲労を回復するなどの効能を持っています。夏バテ気味のときこそ是非食べたい料理です。
 市販のカレールーからつくるカレーと比べると、少し手間がかかりますが、おうち時間の多い今だからこそ、自分好みのカレーを作ってみてはいかがでしょうか?
 趣向を凝らしてつくったカレーはおいしさもひとしおです。