私は熊本出身です。2009年の大学進学時にはじめて熊本県を離れ、香川大学へ進学。その後、同大学院に進学。そして、福岡の現在の会社へと就職しました。オロシアム通信を読んでいる皆様だと、福岡や熊本のことは知っている方も多いでしょうから、今回は香川県について紹介しようと思います。
さて皆様、香川県と聞いて何を思い浮かべますか?恐らく香川県について、何も知らないという方でも、「うどん」というワードは思いつくでしょう。私も進学する以前は、「うどん」が有名ということしか知りませんでした。そして実際に住んでみると…
本当に本当に「うどん」だけでした。
大人から子どもまですべての人が毎日のように「うどん」を食べています。大学生の昼食は、ほぼ毎日「うどん」。一食が平均300円ほどで食べられるコスパは、お金のない大学生にとって魅力的です。むしろ他県の大学生は、どうやって暮らしているのだろうと思うほど。
もちろん、休みの日の食事も「うどん」で済ませてしまいがち。
大学生時代こんなことがありました。
休日のある日、起きたのは12時ごろ。食欲もなくお昼は100円のかけうどんの小でいいや。…と近くのうどん屋さんへと向かいました。
香川のうどん屋さんというのは、店に入って席に着く前に注文カウンターで注文して、すぐに出てくるうどんを受け取り、トッピングを取ってお会計を済ませたのちに席に着き食べるというシステム。福岡の方にも分かりやすく説明すると、丸亀製麺のようなシステムです。本当は、丸亀製麺の創業は京都なので、香川県民からすると香川のうどんとは認められていないのですがイメージしやすいようにその名前を挙げさせていただきました。
話を戻しますが、寝起きのお昼に「うどん」を食べに行って、注文カウンターへ行き店員さんを待ちます。店員さんは奥の調理場にしかいませんでした。すると、その店員さんがそこから大きな声で「注文どうぞぉー!」とこちらに向かって叫んで来ました。
(いやいや、俺寝起きだぞ。今日一度も声を出していない。この状況でまあまあ遠いその場所まで声を届かせる自信ないって…。)
そんなことを考えながら、黙っているとまた、奥の方からさらに大きな声で「どうぞぉー!」と叫んでくる。
(えぇい。もういいや。)
そう思い立った私は今出来る最大限の声を出しました。
「か…かけうどんの小を!!」
「え?え?え?」
店員さんが耳をこっちに向けながら歩いてきました…。
ほらー!!!