マイオアシス
 近年夏の暑さが増しており、誰もが日焼けや熱中症対策に力を入れていることと思います。そんな中、車の熱対策はされていますか?
 真夏の車内はエンジン停止後わずか30分で約45℃にまで達します。短時間であっても、車内に子どもや高齢者、ペットを残しているとすぐに熱中症や脱水症状を起こしてしまいます。他にも缶入り炭酸飲料や携帯のモバイルバッテリー、キーホルダー、スプレー缶、ペットボトルなどは火災のもととなり危険です。チャイルドシート等の金具でのやけどへの注意もしてください。
 また、車内で危険なのはエアコンを付けているときも同じです。車に乗っている間はトイレに行く回数を減らすため無意識で水分を補給することを控えてしまいます。そのうえ、エアコンによって車内が乾燥しやすいため、汗をかいてもすぐに蒸発してしまうことから、エアコンが効いていても気づかないうちに脱水症状に陥りやすいのです。水分補給や塩分を含んだ飴・タブレットなどをこまめに摂るようにして熱中症、脱水症状を防ぎましょう。
 車内の熱気対策には停車中のサンシェードだけでなくサイドウィンドウにもシェード、または透過率基準をクリアする断熱フィルムを貼るようにしましょう。車に乗る前に、車内の暑さを軽減するには1分程車体に水をかけるだけでもエアコンの効きが早くなり効果的です。また、換気も車内の温度を効率よく下げる方法として最適です。窓を全開にし、エアコンを外気導入に設定。その状態で3分ほど走り、窓を閉めエアコンを内気循環に切り替えます。
 車内用冷却スプレーがあれば触れないほどに熱くなったハンドルや熱のこもりやすいシートに吹きかけることで温度を下げることができます。しかし冷却スプレーにはガスが入っているため、高温の車内に放置しておくと破裂する危険があります。冷却スプレーを常備する場合、真夏は車内に放置しないよう気を付けましょう。