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matsuo_3この季節になると昨年のゲリラ豪雨を思いだします。私は、車の運転中で、都市高下の道路を東浜から貝塚の方向に走っていました。道路に水がどんどん溜まっていき、車内に水が流れこみそうな勢いで、ひきかえそうにも車は渋滞で動けない状態でした。30分くらいでようやく、そこを抜け出す事ができ、目的地には行けませんでしたが、ようやく自宅に帰る事ができました。大雨の時は「水が上がりだしたら早い」といわれますが、本当に早く、大変怖い思いをしました。
さて、このゲリラ豪雨。原因は、積乱雲です。地表付近の空気が暖かくかつ湿った状態で、上層に冷たく乾いた空気が流れ込むと大気の状態が不安定になります。この不安定を解消しようと上下の空気が混じり合う結果、積乱雲が発生しやすくなり、局地的な激しい雨を降らせるのです。ゲリラ豪雨は、ここ数年増える傾向で、その原因にあげられるのは、地球温暖化です。

matsuo_4また、ゲリラ豪雨は都市で起こりやすいようです。原因は、ヒートアイランド現象です。ヒートアイランド現象は、ある地域の気温が周辺地域と比べ高くなる現象で、都会にみられるのが特徴です。考えてみると、オフィスビルや自動車交通が集中する都市では、地面もアスファルトで舗装され緑も少なく昼夜とわず、都会は冷やされにくいのです。このため、気温上昇で大気中に含まれる水蒸気が増え、ゲリラ豪雨の攻撃を受けやすくなるのです。
福岡市では、この豪雨対策として、博多区山王公園の地下に雨水貯留施設を建設したり、河川が氾濫しそうな所は、川を深く掘ったりしているそうです。ただ、今後どれだけの豪雨になるのかは、だれも予想がつきません。個々、非難する場所を考えておいてはいかがでしょうか。