基本的に無趣味なもので、仕事から帰ってちょっとした時間にぼーっとネットサーフィンをやることがよくあります。特になにも考えずにやっているのですが、気がついたら辿り着いているのが『スポーツ選手 名言集』。
幼稚園から高校三年生までの13年間野球をやってきたこともあり、スポーツは身近なものとして生きてきました。本気でプロ野球選手を目指した時期もあり(笑)本気でスポーツをやってきた人間が味わえる感動というか、心震わされるような感覚は、味わった事があります。
それでいつも行きつくのがこの『スポーツ選手 名言集』
夜な夜なプロスポーツ選手の言葉を見ながら、心震わせ自分を奮い立たせ、何故かぐっすり眠れるという(笑)
その中で僕のオススメの名言を紹介させてもらいます。
やはり…ロベルト・バッジョ。彼はPKに関する2つの名言を残しています。
1.PKを決めても誰も覚えていないが、外したら誰もが忘れない。
2.PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ。
1つ目の言葉は1994年W杯アメリカ大会、ブラジルとの決勝戦でPK戦までもつれ込み5人目のキッカーで失敗してしまい優勝を逃してしまった後の言葉です。前年の1993年に、バロンドールを受賞していたこともあり、イタリアは初のW杯優勝に高い期待をよせていました。
バッジョは、大会直前に痛めたアキレス腱の怪我の影響もあり同大会予選リーグは精彩を欠きますが、決勝トーナメントに入ると3試合で5得点、どのゴールも試合を逆転・決定するもので、バッジョの活躍によりイタリアは決勝まで進みます。
しかし…一番大事な場面、世界中が期待をよせる場面、人生で最も重要な場面で運命は失敗に導かれてしまいました。世界中からの批判にさらされたバッジョの気持ちを計り知ることはできません。
そして、2つ目の言葉はそのPK失敗から4年後の98年フランスW杯でPKを外してしまったイタリア代表 ルイジ・ディ・ビアッジョにかけたバッジョの言葉です。
PK戦にまでもつれこんだ準々決勝の対フランス戦で、5人目のキッカーとして登場した ディ・ ビアッジョはシュートをバーに当ててしまい、イタリアの敗退が決定してしまいます。泣き崩れるディ・ビアッジョに真っ先に駆け寄ったのは、4年前のアメリカ大会でやはりPKを 外したロベルト・バッジョでした。
PK失敗によりイタリア国内で戦犯扱いされ、批判にさらされることとなったバッジョの言葉だからこそ重みがあり、仲間を思う気持ち、自分がその言葉を発することにより彼を守ろうとする優しさ、人間的な大きさを感じることができます。
このように大好きなスポーツ選手の熱い名言で心震わせ、明日へのエネルギーに変えている のです。