先日、東京へ行ってきました。実に7年ぶりの東京でしたので「東京ってこんなに(建物の)背が高かったっけ?」とびっくりしてしまいました。その刺激的な街並みにドキドキ興奮したせいか、翌朝も5時にはパッチリ目が覚めてしまった程です(笑)。予想外に早起きした為にすることがなかったので、宿泊先(新宿のホテル)の近くを散歩がてらぶらりと歩いてみました。しかし何でしょう、福岡の朝とは何かが違うんです。そう、朝の空気が違うんです。そして思いました“やっぱり福岡の空気はうまいんだなあ”と。
でもそう思った瞬間、沖縄からここ福岡に越してきた時、それこそ「都会の空気はおいしくないなあ」と感じたことや福岡中心部の海の黒さにショックを受けたことを思い出しました。気がつけば福岡に来て12年。その歳月はおいしくないと感じた空気をじんわりじんわりとおいしくさせてしまったようです。なんとも言えないショッキングな気づきでした。慣れって時に恐ろしいものですね。
最近は5歳になる子供を連れて積極的に自然に触れる時間をつくっています。海に行っては地引網漁に参加してみたり、山に行っては野イチゴを採り、また、川に行ってはカニを捕ってみたり。ちょっと足を伸ばしただけで自然を感じとれる福岡はやっぱいいですね。はじめは虫が苦手だった子供も今では平気になって楽しんでいます。しかし、何より私自身が童心にかえって一番楽しんでいるのではないでしょうか?(笑)
環境について様々な論議が行われ、“エコ”というキーワードが飛び交う毎日ですが、空気の違いぐらい解るように“自然とふれあう”こと、また“そんな自然を守る”ことを忘れないようにし、次の世代へ自然の豊かさや大切さを教えていこうと思います。