皆さんNHK夜の番組“サラメシ”をご存じですか。
 番組の内容は、サラリーマンの人達が食べているランチを紹介するという番組ですが、時々中小企業の社長さんが社員さんの為に自分で料理したランチを食べてもらうという場面もあります。ナレーターは、中井貴一さんです。彼の軽妙な語り口が番組を引き立て毎回とても素敵な番組になっています。
 当社も社員さんに美味しいランチを食べてもらいたいと思い、5年位前から年4回程社員さんに私が作ったランチを食べていただいております。我が社は女性ばかりの会社ですので、皆のランチをいただく時の笑顔が“私の癒し”です。“社長美味しかったです、又食べたいです”の嬉しい言葉に“次回も美味しいランチ作るぞ”という気持ちになります。
 ところで、私が何故料理作りに興味を持つようになったか。そのきっかけを説明します。
 7,8年前私の奥さんが膝関節症を患い、手術とリハビリで30日ほど入院しておりました。当初食事は外食かスーパーの料理で乗り切ろうと思いましたが、僅か“3日”で体調に異変が起きました。“このままでは身体がおかしくなる”と思い、料理作りに挑戦しようと考えました。
 家にあった栗原はるみさんの料理本を見て“鰯の梅煮”に初挑戦。出来上がった梅煮を持って早速入院中の奥さんに味見をしてもらいました。“お父さんこの梅煮美味しい”という言葉に”やったー“と内心思い、そこから私の料理への挑戦が始まりました。
 この5年間で数百種類の料理を作りましたが、今思うのは、料理の面白さは洋服作りと同じということです。材料があれば、作り手の考えや思いでどんな料理でも美味しくなると言う事に気付かされました。洋服も料理も“着る人、食べる人”に喜んでもらうと言う事が基本だと思います。

 参考までに載せた写真の料理は、旬の食材を使った私が一番得意なイタリアンです。
 ベーコンとトマトソースのパスタ、あさりと鯛のアクアパッツア、アスパラガスのスープ、ニンジンとブロッコリーのサラダです。
 次回7月には“梅干しカレー”を社員さんの為に作ります。皆の嬉しそうな顔を思い浮かべながら・・・・。